陰キャのモテ技術

これ読めば7分で香水博士

(読了目安:約7分)

どうも!ジグです!

香水の販売員をやっていたコトがある」というと、「え?タルタルソースの販売員じゃなくて?」って言われていました。
マヂ馬鹿にすんなし。

今回は、香水の基礎的な知識から「とりあえず、コレを知っておけば語れるよ」までをお伝えします。
今回の記事は7分ほどで読み切れるボリュームとなっております。7分で香水を語れるようになってください!

オタクで人見知りでコミュ障でブサメンで超陰キャだった僕が
何故かパリピの中で仕事をする事になったエピソードは
こちらから

はじめに

僕は20歳まで、香水とは無縁でした。「香水なんてチャラ男が使う物だ」と思っていましたね。

ですが、21歳になった頃、とあるツテから「新しくオープンする百貨店で香水の販売員を募集しているから興味ないか?」とお声がけをいただきました。
その頃の僕は、超攻撃表示。「誰のどんな誘いも受ける」と決めていた血気盛んな時期だったので、前のめりにお受けしました。

余談

お店のオープンまで本社で研修を受けたのですが、研修してくれる方が黒スーツで坊主頭の超コワモテ。歌舞伎町でゴリゴリに幅を聞かせていそうな風貌でした。

香水の販売なので、言葉遣いには敏感です。
ボソっと「良い匂いだな」なんて呟こうものなら、ゴリゴリの方が「あぁ!?なんつった!?」と右手にチャカ、左手にドスを持っている気がする勢いで迫ってきます。
香水を販売する立場の者が「良い”匂い”」なんて表現はしてはいけないのです。

い、良い"香り"だな、と言いました!!」と涙目で答えると、「そうだよなぁ^ ^」とニコニコ顔でチャカとドスを納めます。

香水とは

香水は、香料アルコールで構成されています。
含有される香料が多い方から 『パルファム > オードパルファム(EDP) > オードトワレ(EDT) > オーデコロン(EDC)』と区分けされています。
それにより、香りの持続時間が変わってきます。
パルファムが6時間前後、オードパルファムが5時間前後、オードトワレが3〜4時間、オーデコロンが1〜2時間。
ただし、香水によって振れ幅があるので、目安程度に捉えてください。

使用用途は身体に香りを纏うコトで、自分の印象を良くしたい。自分の気分転換をしたい。体臭を隠したい。など、様々です。

嗅覚の効果

人間の五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の中で、嗅覚のみが大脳辺縁系に直結でアクセスしています。
小難しい話は置いていて、つまりどういうコトかと言うと、五感の中で嗅覚が最も強く本能や記憶、感情に訴えかけるのです。

ふとした香りから、幼い頃の記憶が蘇ったり。
香りによって、その人の印象が変わったりします。

相手がどんな美人でも、臭かったらアウトですよね。
良い香りであれば、清潔感を後押ししてくれたり、相手からの心象が良くなる効果も期待できます。

香水を有効に活用してください。

香りの種類

香水の香りは、まず香調(コウチョウ)という括りで大きくカテゴライズをされています。
フローラル/オリエンタル/ウッディ/シプレ/フルーティ/シトラスなどなど
大きな括りでも、種類は多様です。
香調のコトを”ノート”とも良い、「フローラルノート」なんて言います。

香りの変化

香水は、時間経過と共に(一般的には)3段階に香りが変化します。

  • トップノート…付けてから10分程度 - 最もフレッシュな香り
  • ミドルノール…上記から3時間ほど - メインとなる香り
  • ラストノート…上記以降 - 香りの余韻

このように、香りの変化を楽しむコトが出来るのも香水の魅力です。

お店では、売っている香水のボトルの前に”ムエット(試香紙)”という紙に、香りを付けて置いてある場合があります。
その香りだけでは香りの一部分しか分かりませんので、テスターがあれば店員さんに香りを付けてもらって、試しに香りと一緒に過ごしてみるのも良いでしょう

香水の一例

香りは香料の組み合わせによって無数に存在します。

男性用のポピュラーな香水を一例に挙げてみましょう。
ブルガリオムニア クリスタリンという香水をご紹介します。

(画像クリックで商品ページに飛びます)

「∞」をイメージした特徴的なボトルのシリーズ。
トップノートは梨や竹、シトラスといった透明感のある香りから始まります。
ミドルノートへ変わると、蓮の花やスズランなど上品なフローラルの香りへ。
そして、ラストノート。温かみのあるウッディな香りとムスクやアンバーなどのセクシーな余韻を残します。

と、このように香水は1つのボトルの中に、様々な香りが多様に、幾重にも折り重なっているのです。

香水の選び方

先述したように、香水はいくつもの香りが複雑に絡み合って構成されています。
まずは好きな香調(ノート)を決めましょう

男性ならシトラスやアクア系がお勧めです。これらは苦手な方が少なく万人受けします。
(ウッディ系やレザー系などは苦手な方もおりますので、初めのうちは避けた方が無難かもしれません)

あとはお店に行って、香りを色々と試してみましょう。

香水屋さんは入りづらいかもしれませんが、人目なんか気にする必要はありません。
大丈夫。「うわ、陰キャ来た」なんて、誰も思っていません。デブでオタクフェイスだった頃の僕が働いていた位です。

ボトルの前に香料が紹介されているお店の場合は、香る前に想像してみてください。
その後、実際に香りを楽しみます。
(このあたりまでキテしまうと、完全に香水の沼にハマります)

迷ったらコレ!

「やっぱりお店に行くのは勇気がいるし…」なんていうシャイ坊やは、ネットから、とりあえず入門と思ってコレを買ってみてください。
私の主観で1つに絞りました。とは言っても、男性向けの香水では定番のボトルなので、どこでも紹介されております。

ブルガリ プールオム EDT

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感想(376件)

トップ:ダージリンティー/ベルガモット/オレンジフラワー/ラベンダー
ミドル:トルコカルダモン/ペッパー/ローズウッド/アイリス
ラスト:ムスク/アンバー

男性も女性も使える上品で清潔感のある香りです。
シーンに捉われず万人受けが期待できます。

香水の付け方

香水の付け方でイメージするのは、こんな感じではありませんか?
片手でボトルを持ち、もう片方の手首にプッシュ。
手首を擦り合わせて、そのあと首に擦る。

これは間違った付け方です。
擦ると香水の粒子が潰れてしまい、さらに摩擦熱で香りが早く発散してしまいます。

正しくは手首にワンプッシュしたら、もう片方の手首に軽く叩くようにして移す方法です。

付ける量は多くても2プッシュ。1プッシュでも十分、3プッシュは付け過ぎです。
ミドルノートになったら自分では香りに気が付かない程度がベストです。

家でたくさん付けるのではなく、時間が経過してラストノートになった頃、ワンプッシュ付け足すのが良いでしょう。

香水を付ける場所

ポピュラーなのは、手首と首元です。
その他には、肩や腰、内もも、足首なんかにも付けます。

身体のセンターライン(鼻、ヘソ、ちんちんのある中心線)には付けません。
腰や足首なんかは、ふわっと柔らかく香るので、主張しすぎない香りが楽しめます。

香水のマナー

香水はシーンによって使い分ける楽しさ難しさがあります。
ビジネスシーンならコレ。デートシーンならコレ。夏はコレ。冬はコレ。など
このブログを通して、一人でも香水の沼にハマっていただけたら幸いです。

ですが、よく聞く「香水がクサい」というマイナス意見。
これは香水の付けすぎが原因の可能性が高いです。
基本的には1プッシュか2プッシュ。3プッシュは付けすぎです。

また、人によっては苦手な香り(ウッディな香りなど)もあるので、僕はそういった香りは付けないようにしています。

そして、大切なのは、飲食店に入る時です。
寿司屋やバーを始めとして、香水がNGなシーンは多いです。
マナーを知らずに香水を付けたまま寿司屋に入る事で、お店や他のお客さんに迷惑をかけたり、お連れの相手に恥をかかせたりします。

香水を付けている状態で飲食店に入る事になった場合は、お手洗いなどで香水を落としてから入店しましょう。

香水の金額

香水には”ファッションフレグランス”と”メゾンフレグランス”という区分けがあります。

ファッションブランドなどが作っている香水が”ファッションフレグランス”。
バーバリーやブルガリなどが出している香水です。

一方、”メゾンフレグランス”は香水の専門ブランドです。
原材料にもトコトン拘って作られている場合が多く、ファッションフレグランスと比べると高価です。

ファッションフレグランスなら、薬局やネットショップなどは安く売られています。
香水屋さんで購入する場合、50mlのボトルを1万円前後を目安に考えてください。
オードパルファムとオードトワレの違いでも金額が変わります。
ちなみに、メゾンフレグランスは50mlで2~3万円するブランドもあります。

50mlのボトルを1日2プッシュ使った場合、約150日以上は使えます。
1日換算したら66円です!激安!!

香水の豆知識

香水の香料で、よく使われいてる”ムスク”。
香りとしては清潔感のある甘い石鹸のような香りです。

では、ムスクとは何かご存知でしょうか?
実はシカのお腹から出てくる分泌物なんです。
正確に言うと、雄のジャコウ鹿の腹部にある香嚢(コウノウ)から取れる分泌物です。

雄のシカが縄張りをアピールしたり、雌を惹き寄せたりします。
なので、昔は媚薬効果があると言われていたり、どことなく官能的な香りに感じます。

香料は無数にあるので、気になった香料は調べてみると、面白い発見があるかもしれません。

最後に

ここまで読んでいただければ、アナタはもう人より香水の知識が豊富になっているはずです。
あとは実際に香水を楽しんで

それでは、また!

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